レーザー外来

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、一般にニキビ・イボ・ウオノメ・一部の皮膚腫瘍などの治療に利用されます。
このレーザーは発振媒質に炭酸ガスを使っており、炭酸ガス分子から10.6ミクロンの波長をもつレーザー光が発生します。また、このレーザーは水に吸収されやすいという特徴があり、このレーザーを皮膚に照射した場合、約99%は皮膚組織内の水分に吸収されて熱を発生します。そしてこの熱エネルギーがニキビやイボ等の組織を一瞬にして気化蒸散させてしまうわけです。
ふつうイボやウオノメのような小さなものであれば、このレーザー光線を0.1秒間、2〜3回当てることで、なくしてしまうことが可能です。

炭酸ガスレーザー手術装置「ニーク15」

当院が導入した炭酸ガスレーザー手術装置「ニーク15」

ニキビ

ニキビ治療にも炭酸ガスレーザーを使用して行います。この場合はレーザーで皮膚に針穴より小さい0.1mm程の非常に小さな穴を開けることで、しつこいニキビの悩みも解決します。

  1. レーザーを化膿したニキビの皮膚の真上に0.1秒程度照射して、針穴の十分の一程度のごく小さな穴を開けます。
  2. レーザー光はこの小さな穴を通って、中で拡散し、毛穴の中に詰まったウミや余計な脂を、そのエネルギーによって溶かします。また同時にレーザー光線は殺菌作用も持ち合わせています。
  3. こうして液状になった皮脂やウミはレーザーによって開けられた穴を通って皮膚の外に排泄されます。完全に排泄されない場合は、丸い穴のあいた小圧子という器具で人工的に排泄させる場合もあります。
  4. 毛穴の中からウミや脂が排泄されると、炎症がとれニキビは治っていきます。最初にレーザーで開けた穴は針の先程度の非常に小さい穴ですから、まったく傷を残さず1〜2日のうちにきれいにふさがってしまいます。このような根本的な毛穴の治療が行われれば、ニキビ跡も残りません。

ニキビのレーザー治療前後の比較写真

治療前 → 治療後

イボ

イボのレーザー治療にも炭酸ガスレーザーを使用します。
小さなものであれば、イボの根元にレーザー光線を0.1秒間照射するだけであっという間に取れてしまいます。
大きなものであれば複数回あてることが必要になります。イボを芯ごと除去してしまうという方法によってどんな種類のイボを取ることも可能です。
イボの治療には一般的に、電気焼灼法、液体窒素による凍結療法、抗ガン剤の注射療法などが行われていますが、それらの治療に比べ、レーザー治療の方がはるかに短期間に、しかもきれいに治すことが可能です。

脂漏性角化症(老人性イボ)

イボのレーザー治療前後の比較写真

治療前 → 治療後

レーザー治療後には日焼け止めクリームが必要です

レーザー治療後の皮膚というのはある意味で健康な肌に作為的にダメージを与えた状態であるといえます。
レーザーの治療は、メスのように切ったり、あるいはえぐり取ったりするわけではないのですが、レーザーが選択的に表皮、真皮にある異常な色素を破壊するため、治療した部分の皮膚が治るのに翌日〜1週間、きれいな肌色に近づくのに3〜4週間かかります。
治療後の皮膚の部分は早く健康な皮膚に戻ろうとして活発に働きますが、この時若い皮膚がどんどん作られる過程で皮膚は紫外線をより多く吸収しようとする作用が働き、表面上はダメージが回復したように見えても、そのままにしておくと紫外線の影響で治療した部分がシミになってしまう可能性があります。これを二次性色素沈着といいますが、そのようにならないために紫外線防止剤(日焼け止めクリーム)が必要なのです。
赤ちゃんやローティーンぐらいまでのごく若いひとは、新陳代謝が活発なため過度な刺激を受けない限りシミになったりしませんが、ある程度成熟した年齢になればなるほど、新陳代謝が低下し、シミになる確率が高いので、治療後、最低3〜4週間ぐらいは、医師の許可が下りるまでは日焼け止めクリームを使用されたほうがいいでしょう。

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